お得な住宅選び!成功するノウハウ集 『中古マンション編』

広告の読み方はポイントを押さえて

 

 中古マンション物件情報は広告という形で目にすることが多いでしょう。その広告の小さな文字の中から、自分にとって必要な情報を読み取ることが大切です。そのためにはポイントを押さえた広告の読み方をする必要があります。
 小さな文字の中にこそ大切なことが書かれています。小さな文字でギッシリ書かれた部分に物件の重要な情報が詰まっているのです。築年数や面積、間取り、管理費と修繕積立金のバランスも大切なポイントです。自分がこだわっている部分をさっと読み取りましょう。
 大きな文字で書かれたキャッチコピーは物件の一番いいところが表現されていますが、これも使いようで、一見いいことばかりみたいですが、あてにしていけないわけではありません。たくさんの物件広告見ていくとキャッチコピーはその物件の褒め言葉だということがわかります。でも、キャッチコピーだけに惹かれて、小さな文字を読まないのは失敗のもとですから、ご注意を。

 

現地見学の前に地図で下調べをしておこう

 

 情報を集めて気になるマンションが見つかってもすべて見に行くのは大変ですし、効率も良くありません。マンション名がわかればほとんどの物件は地図上で見つけられます。まずは地図で周囲の環境を調べてみましょう。地図でわかることはたくさんあります。ネットの航空写真も活用しましょう。
 地図や航空写真には情報がいっぱいです。見に行く前に調べれば無駄が省けます。空いている時間を利用して、かなりのことをチェックできます。
 あって欲しくない施設や大きな道路や線路が近くにないか?騒音源や異臭の原因になりがちな工場は近くにないか?隣地に建物が建つ可能性はないか?坂道はないか?
 逆に、あって欲しい施設や商店が近くにあるかどうかも調べておきましょう。日常の買い物をするスーパーが近いと便利です。コンビニも歩いて行けるところにあると何かと重宝します。そのほか学校や銀行、病院、公園などの施設が近いかどうかも調べておきましょう。
 インターネットで見られる地図が大変便利になっています。現地見学の前にあらかじめ地図で下調べをして、周辺環境をチェックしておけば時間の無駄がありません。

 

地図を片手に必ず歩いて環境チェックを

 

 地図でおよその環境を調べたら、次は必ず現地に行きましょう。最初は必ず歩いて行くことが現地見学の鉄則です。足の便、日常の暮らしは歩いてみないとわかりませんし、歩いて環境をチェックすることで、住むにふさわしい街かどうかがわかります。
 駅までの距離も実際に歩いてみないと何分かかるかわかりません。駅前の感じはどうか?どんな雰囲気の人が多いのか?気に入りそうなショップがあるかなど印象をつかみましょう。学校周辺では生徒の服装、様子から学校の雰囲気をチェックしましょう。特に学齢期のお子さんがいる場合はなおさらです。道路や工場は入念にチェックをしておきましょう。
 休日だけでなく、平日にも行ってみると印象が異なります。時間帯を変えて見に行くのも大切です。
 まずは実際の環境をチェックし、マンションの敷地内の様子や建物の状態などもよく見ておきましょう。不動産会社に住戸まで案内してもらうのは、これはという気に入った物件に巡り合ってからでも遅くはありません。

 

同じ町内でも地域が違えば環境が変わる

 

 法律に基づいてその地域で建てられる建物の種類や規模などを制限した「用途地域」が物件広告に記載されています。道路1本挟んで「住居地域」「準工業地域」などに分けられ、住宅よりも工場が優先される地域もあります。「用途地域」で環境がガラリと変わる場合もあります。「住居地域」は低層地域に行くほど落ち着いた住環境が得られます。「準工業地域」でも住宅が増え工場が少なくなっていて、騒音などそれほど気にしなくてもすむケースもありますが、自分の目で確かめるのが一番です。
 大きな地震で地盤が液状化する恐れのある地域を示した液状化マップや崖崩れや洪水の危険性を指摘した災害マップにも注目をしておきましょう。
 将来の環境悪化の芽も見逃さないようにしましょう。敷地の南側の隣地が大きく空いている場合や駐車場がある場合は、将来そこに建物が建つ可能性もあります。また近くに道路ができたりしないかは自治体の都市計画課で教えてもらえます。

 

住戸位置で価格も住み心地も変わる

 

 マンションは上階に行くほど眺望や陽当りに恵まれるので価格は高くなります。しかし、最上階、東南の角にも欠点はあります。最上階や角部屋は中間の住戸より外気に接する面が多いので断熱性が劣り冷暖房の効率が低くなります。また外部からの騒音の問題があります。
 一方、1階は価格も安いし、専用庭も使えるというメリットもありますが、防犯に気を付ける必要があります。また、床が地面に近いので冬場冷えるおそれがあります。
 方位については南向きが一番と考えられがちですが、この場合北側の住戸に結露が発生するおそれもあります。東か西に多少振れているとそのおそれが少なくなります。
 どの住戸もいいところもあれば、難点もあります。それぞれの長所短所を知って選びましょう。
 住みやすさはライフスタイルにもよるので、どの住戸がよいかは一概には言えません。何を優先するかを決めて、住戸位置を判断しましょう。

 

 

間取りより広さと水回りの位置が重要

 

 広告では3LDKとか3DKなどの表示が目につきますが、リフォームを考えるならマンションの間仕切りは後でも変えられるので、あまりこだわる必要はありません。多くの場合、わりと自由に変更することができます。
 今は3部屋必要でも子供の独立で、将来は2室や1室で足りるケースも多いと思われます。こうした生活変化を考慮して間取りや広さを考えましょう。
 近い将来、夫婦2人暮らしになることがわかっているのなら60㎡もあれば十分かもしれません。狭くなれば価格も下がるので、その分、より利便性の良い地域を選ぶこともできます。
 一方、水回りの位置は、マンションでは排水などの関係で大きく移動することができません。間取りを変更するときには、水回りの位置による制約を受けるので注意が必要です。
 中古マンションを選ぶ際は、リフォームの可能性も含めて間取りをチェックしましょう。こうしたいという間取り変更のイメージがあると選びやすくなります。

 

 

できるだけ数多くの物件を見に行こう

 

 数多くの物件を見に行くことで、選ぶべき物件や住むべき地域の判断基準が自分の中にできてくるので、物件の諸条件と価格の判断力がついてきます。そうなったら条件に合う物件が見つかった時に、すぐに納得して買うことができます。
 物件を検討している間は、いろいろな地域に出かけていくことも多いのですが、そうしている間に、どんな地域が自分の暮らしにあっているのかがわかってくるものです。調査結果ではこれまでと同じ地域で購入する人がとても多いです。「自転車・徒歩圏内」が43%もいます。結局、住み慣れたところが一番というところでしょうか。
 「買って後悔するより、買わないで後悔する方がずっといい」とは、ある不動産コンサルタントの言葉ですが、あわてて決める必要はまったくありません。つい焦ってしまいがちですが、完全に納得していないのだったら、決めるべきではありません。必ずあなたの条件にかなう物件が出てきます。
 調査結果では、購入の検討から契約までかけた期間が半年未満、1年未満という人が半数以上を占めています。それ以上かけている人もかなりいます。物件購入検討期間の平均は6.74か月でした。じっくり時間をかけて選んでいるようです。